パリ7区☆熟成肉のポルマール
これまたこのブログではすっかりお馴染みのパトロールスポット、グルメなアドレスが集まったパリ7区にある“Beaupassage”(ボーパッサージュ)。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/le-malabar.html )
中でも一番行くことが多いのが、“Allenothèque”(アレノテック)。
先日食べたのは白身魚bar de ligne(天然もので網でもなく竿で釣り上げたスズキ)も美味しかった!
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/beaupassage.html )
でも今回は、これまで「精肉店」としてしか利用したことがなかった熟成肉で人気の“Polmard”(ポルマール)のレストランへ。
1階が熟成肉はじめシャルキュトリ、パスタ&ソース、ワイン、お菓子、コンフィチュールなどを揃えた食材店。
こちらのお肉@自宅で食す編についてはまた別途アップしたいと思います。
今回は店内中央の階段を上がって2Fのレストランでデジュネ。
中庭側に面した窓が大きく、明るく、ゆったりしたレストランで、外から窺い見るより広くて落ち着いた雰囲気☆
13時を過ぎた頃、ご近所にお住まいらしき人達で賑わってきました。
カウンターもあり、メニューを見るとワインや食前酒も豊富。
とりあえずグラスで赤ワインをお願いすると、種類の説明がなかったのでグラスワインは1種類なのだろうと思いました。
そしてワインを持ってきてくれた、ここで働き始めたばかり?な感じの若い女性店員さんに、「このワインはボルドーですか?」と尋ねてみたらフリーズ。
「・・・。少々お待ちください」と、言ってキッチンに確認に行きそうになったので、
「いいです、いいです。美味しいのでちょっと気になっただけなので…」と。
K「あの子はバイトなの?自分がサーヴしてるワインを知らないってどういうこと!?」
夫「ケーコさん怖〜い。あの子は可愛いから許す。ミニスカートが似合ってるから許す」
K「いや、許せん。だって他のテーブルを担当してる子はグラスだったら〜ってあれこれ説明してるもん。そもそもボルドー以外にも選択肢はあったはず」
夫「グラスなんだからどうでもいいよ」
K「クレームじゃないけど、、お客に出してるものが何かぐらいわかってて欲しいと思うけど。ちなみにあの子がブスだったら?」
夫「許せねーな」
K「・・・」
そんな話をしているところに前菜登場。
ウフマヨに黒トリュフ☆
アンドゥイエットのラビオリ。
アンドゥイエット(andouillette)とは、 豚の小腸に豚の腸や胃、喉肉、バラ肉などを詰めたもの。
これまたフランスの伝統料理のひとつですが、私のこれまでの経験では地方やお店によってだいぶ印象が変わる感じです。
中でもノルマンディー地方で食べたものは、かなりワイルド(臭い!)で私はちょっと苦手だったのですが、あるフランス人の友人などは「臭ければ臭いほどいい♡」と言っていた…。
それに比べるとこのお料理はラビオリアレンジ、スープ仕立てで、かなり食べやすくなっていました。
メインに私は4〜6週間熟成のカルパッチョ。
パルメザンチーズとレモン、オリーブオイルでシンプルにいただくスタイル。
ドキっとするほど絵画的な赤色にびっくり。
1枚1枚が比較的肉厚にカットされているので、前菜ではなくメインとして食すことに納得のボリューム。
この熟成感は初めてで、なかなかのねっとり度。
こちらは3〜4週間熟成のSteak haché(ステーク・アッシェ)。
ステーク・アッシェは、フランス版ハンバーグみたいなもの。
プーーーン。
K「臭うね」
夫「ちょっと食べてみる?」
K「うん」
わわ、、こんなステーク・アッシェ初めて!と、ちょっと驚いたのその香り、その味。
一言で言うなら味噌っぽい!
この味噌っぽさが熟成肉ということらしい。
熟成肉ブームと言われて久しく、パリで東京であれこれ食べてきたと思っていたのですが、この味噌級な熟成具合は初めてでなかなか衝撃的でした。
サイドオーダーは、それぞれサラダとフライドポテト。
食後のカフェにお店のオリジナルデザインのシュガーがついてきました。
それよりも2つ全く違ったコーヒーカップだったことが気になったけれど。。
コーヒーは好きです。
そしてコーヒーカップも好きなので、それを眺めて手にして飲むことで1杯のコーヒーの楽しみが倍増。
それにしても味噌だったね〜と後味感想を感じながらのエスプレッソでした。
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